友達と遊んでいてぶつかって転んで前歯をぶつけてしまった、転んで歯が折れてしまったなど、歯の外傷の治療を行なっています。出来るだけ歯の保存が出来る様に、歯のCT撮影などを行い、正確な診断を行なっています。可及的に神経を保存するようにMTA製剤を使ったり、歯の接着を行なったりしています。
口内炎は大きく分けて3つの種類があります。
・アフタ性口内炎
中心部は白っぽい円形あるいは楕円形の境界が明瞭な浅い腫瘍で、周囲は赤みを帯びた症状を示します。一般的には、ストレスや免疫力の低下、栄養不足が原因と言われています。飲食物をお口の中に入れた時は鋭い痛みを感じることがありますが、他の人にうつることはありません。
・カタル性口内炎
口の粘膜が赤く炎症を起こした状態のことを言います。口腔内の粘膜を誤って噛んだり、器具により傷ついたり、熱い食べ物で火傷をした時など機械的刺激で起こります。
・ウイルス性口内炎
ウイルス感染により口腔内に炎症が起こる状態のことを指します。ヘルペスウイルスなどの感染性ウイルスが原因の口内炎です。痛みだけでなく、激しいかゆみや水泡を伴うことがあります。感染性ウイルスが原因なので、他者に感染する可能性があります。
通常の口内炎の場合はステロイド剤を含む薬を塗るなどして改善を図ります。口内炎以外の粘膜疾患、舌などの軟組織疾患の診断も行なっています。国立病院機構熊本医療センターと連携して、治療を行なっています。また、矯正治療中の方の口内炎や外傷にも対応しています。
からだの中に生じた病的な袋状のものを嚢胞(のうほう)といいます。一般にその中には液状の内容物が入っており、ほとんどの嚢胞は、その内側が上皮によって覆われています。口腔外科領域には、顎骨内にできる嚢胞と口腔の軟組織に発生する嚢胞がありま
・歯根嚢胞
むし歯(う蝕)が進行し、歯髄に感染が起こり、それが歯根の尖端に波及すると、根尖性歯周炎が生じます。それが慢性化すると歯根肉芽種(しこんにくげしゅ)や歯根嚢胞ができます。日常臨床しばしば遭遇するもので、顎骨の中に生じる嚢胞の50%以上をしめます。
・含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)
歯の原基(歯が発生する組織)の上皮から生じる嚢胞で、その嚢胞腔内に埋伏歯の歯冠を含んでいます。無症状に経過し、エックス線写真撮影で偶然に発見される場合が多くみられます。
・歯原性角化嚢胞(しげんせいかっかのうほう)
顎骨のなか、特に下顎角部から下顎枝部に下顎の智歯の欠如とともに発生することが多いとされています。
・術後性上顎嚢胞(じゅつごせいじょうがくのうほう)
上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)の手術後、数年から数十年経過して上顎や頬部に生じる嚢胞です。無症状に経過しますが、頬部の違和感、鼻づまり、鼻汁、感染による顔面腫脹などの症状から発見されます。
・粘液嚢胞
口の粘膜を噛んだり、異物が刺さることなどにより、唾液が出てくる管が閉塞して唾液が貯まったり、唾液の出る管が破れて、唾液が漏れだしてその周囲を線維性の薄い組織が取り囲むことにより生じる嚢胞です。下唇や舌下面に多くみられます。
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午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ | ─ |
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午後:14:30~18:30
▲:8:45~17:00
休診日:日曜、祝日